蓮光寺報恩講ニュース 2020年

「報恩講」厳修

2020年11月12日公開

11月7日(土)~8日(日)にかけて一昼夜の報恩講が無事厳修されました。

コロナ禍の為、規模を縮小しての報恩講となり、初日の「報恩講の夕べ」は中止とし、2日目の手作り精進料理は初日と同じようにお持ち帰りのお弁当に変更しての報恩講でした。

大逮夜法要、晨朝法要、日中法要は予定通り厳修されましたが、お勤めはすべて「正信偈・同朋奉讃」の同朋唱和とし、「御文」(大逮夜は「御俗姓御文」)の拝読がありました。三密を避けるため、大逮夜および日中法要(ご満座)の人数は45人を目安とし(大逮夜法要、日中法要ともに46名参詣)、参詣できない方にはZoom配信を行いました。Zoomを視聴したくても見方がわからないご門徒が多かったことは課題として残りましたが、Zoomを視聴した門徒さんの多くの方から、その喜びをメールでいただきました。

玄関では、検温とアルコール消毒を徹底し、受付ではソーシャルディスタンスを取り、お寺内すべて換気を十分いたしました。2日間とも20℃を越える暖かさであったので助かりました。お茶はペットボトルをお渡しいたしました。

大逮夜法要は、蓮光寺住職が「仏法の事は、いそげいそげ」をテーマに法話。晨朝法要では、日野宮久夫総代(法名:釋喜身)と原惠子総代(法名:釋尼惠真)が感話。日中法要(ご満座)では、松井憲一先生が京都よりオンラインで「あれはあれ、それはそれ」をテーマに法話。できるだけ生の感覚を味わうため、短い時間でしたが、質疑の時間も設けました。松井先生のアシスタントとして、牧野豊丸先生のご長男で、東本願寺で勤務されておられる牧野尚史さんにもお手伝いいただきました。

コロナ禍というなかで、今まで経験のしたことのない報恩講でしたが、報恩講を本当に厳修出来るのか不安もあっただけに、今までとはちがった深い感動を多くのご門徒がお持ちになられました。

報恩講は真宗門徒にとって一番大切な法要ということが、心の底から感じ取られた報恩講でした。

その感動は、御礼言上で広島県庄原市よりご挨拶くださった河村和也総代(県立広島大学准教授、法名:釋和誠)の言葉に凝縮されています。河村総代は、毎年、蓮光寺を代表してご挨拶していただいておりますが、東京に戻ることができない悲しみの中で、報恩講のすべてをZoomで視聴され、涙の御礼言上となりました。

報恩講の様子を写真でご案内しながら、最後に御礼言上を掲載いたします。法話等はまた後日掲載いたします。

11月7日(土)

準備の様子

大逮夜法要

受付
司会の上野ちひろさん
日野宮久夫総代の挨拶
法要の様子
「御文」拝読
法話の様子

11月8日(日)

晨朝法要

法要の様子
「御文」拝読
感話 日野宮総代
感話 原総代

準備の様子

河村総代との打ち合わせ
Zoom点検

日中法要(ご満座)

受付
司会の篠﨑一朗教化委員(釋一道)
草間文雄総代(釋眞文)の挨拶
法要の様子
「御俗姓」拝読
法話の様子
自宅で法話される松井先生(牧野さん撮影)
御礼言上
お持ち帰りのお弁当

御礼言上

河村総代(広島よりリモートでの御礼言上)

未知のウイルスによる感染症の拡大に伴う、いわゆるコロナ禍のもと、身体や心、仕事と暮らしに困難や不安を抱えておいでのみなさまに心よりお見舞いを申し上げます。

そのような状況のもとにあって、2020年の報恩講が昨日・本日の一昼夜にわたり厳修されましたことは、わたくしども蓮光寺門徒一同、大きな喜びとするところでございます。

遠く離れた地からではございますが、如来の御尊前、宗祖の御影前に、御満座の結願いたしましたことをご報告するにあたり、ご出仕・ご出講くださいましたみなさまに一言御礼を申し上げます。

ご法中のみなさまにおかれましては、懇ろなるお勤めを賜りまことにありがとうございました。マスクをつけてのご出仕となり、ご苦労も多かったことと存じます。今年は馴染み深い同朋奉讃式による勤行となりましたが、ご一緒させていただきましたことをありがたく存じております。

昨日のお逮夜では、当山住職の法話を聴聞いたしました。コロナ禍のもとであぶり出されるわたしの分別心や傲慢性こそが、意味・条件・価値をつけて生きざるを得ないわたしを解放する機縁となり得るのかも知れないと心得ました。ずいぶんとご法話をうかがってまいりましたが、いよいよわからなくなってきたことが、何やらうれしくてなりませんでした。

本日、晨朝のお勤めではお2人の蓮光寺門徒に感話をいただきました。和やかな空気の中、南無阿弥佛の呼びかけにより賜った信心の世界の永遠であることを確かめたことでございます。

また、満日中の法要では、松井憲一先生に京都よりオンラインでご法話を頂戴いたしました。南無阿弥陀佛のみ教えをいただくことは、真実を受け入れられず夢を追い続けるわたしのあり方から覚めること、愚者であるわたしの身の事実に目覚めることとうかがいました。漫画や川柳に描き出された愚かな人々は、取りも直さず、自分の都合で生きているわたし自身の姿であることに気付かされたことでございます。

さて、今年の報恩講は、ご法話をインターネットを通じて頂戴し、門徒もパソコンやスマートフォンの画面越しに参詣できることとなりました。このことは、わたくしのように遠く離れて暮らす者ばかりではなく、お歳をお召しの方、あるいは病の床に伏していらっしゃる方にも、一筋の光を射し得たものと思います。もとより、ともどもに相集い聴聞することが叶えば、これに勝るものはありません。わたくし自身、亀有から西へおよそ780km、備後門徒の地・広島県庄原市におり、お寺におまいりすることのできぬ現状を嘆き憂う者のひとりでございます。

「真宗中興の祖」とされる蓮如上人は、布教・教化のために御文という画期的な手段を生み出しました。揺れ動く時代の中にあって、わたくしたちもまたさまざまの方法を模索していく必要があるのかも知れません。しかし、それはあくまでもみ教えを伝え広めるためのものでなければならないと考えております。

困難な状況のもとにあっても、寺のあるべき姿を見据え、住職、坊守を先頭に、蓮光寺門徒一同、今後とも念仏三昧・聞法精進の道を歩んでまいりたく存じます。

ご出仕・ご出講のみなさま方には、変わらぬご指導とご鞭撻をたまわりたく、伏してお願い申し上げる次第でございます。

2020年の蓮光寺報恩講のご満座結願にあたり、重ねて御礼を申し上げ、ごあいさつとさせていただきます。このたびはまことにありがとうございました。

(2020年11月8日)

☆昨年の報恩講

大逮夜法要
報恩講の夕べ
日中法要(ご満座)
御礼言上
お斎(手作り精進料理)

来年は従来の報恩講が勤まることを心から念じております。

報恩講清掃奉仕

2020年11月1日公開

報恩講〔11月7日(土)~8日(日)〕の1週間前の10月31日(土)に報恩講清掃奉仕が行われました。コロナ禍にも関わらず27名もの参加があり、ありがたいことでした。一人ひとり、心を込めての清掃の姿に「報恩講」の大切さを改めて感じました。

従来の清掃奉仕と違った点は、茶話会は行わず、お菓子とペットボトルをお持ち帰りしていただいたことと、勤行は行わず、本堂に全員入り、お念仏を称え、焼香をして解散したことです。本堂に集合した時の皆さんの顔は、充実感に満ちあふれていました。

報恩講も規模を縮小して2日間厳修しますが、内容はけっして劣ることなく、最高の報恩講を創っていきたいと思います。

報恩講についてのお知らせ
11月7日(土)~8日(日)

2020年9月18日公開

蓮光寺報恩講 2020
11月7日(土)~8日(日) ※日にちに注意!

新型コロナウィルス感染拡大防止を徹底し、従来の報恩講より規模を縮小して厳修いたします。本堂にお入りいただける人数に限りがあり申し込み先着順とし、また、Zoom(ズーム)配信もいたします。

日程表とともに、「法要の概要」等を熟読してください。

11月7日(土) ※日にちに注意!
午後2時〜3時30分ごろ 大逮夜法要
  • 正信偈、同朋奉讃(弥陀大悲の誓願の)、御文(大坂建立)
  • 法話: 「仏法の事は、いそげ、いそげ」(蓮光寺住職)
  • お斎 お持ち帰りのお弁当をご用意しています。
  • ★「報恩講の夕べ」は中止いたします。
11月8日(日) ※日にちに注意!
午前8時〜9時ごろ 晨朝法要
  • 勤行: 正信偈、同朋奉讃(弥陀成仏のこのかたは)、御文(鸞聖人)
  • 感話: 門徒2名
  • *朝食は中止です。持参して召し上がるのは自由です。
午前11時〜午後12時30分ごろ 日中法要〈御満座〉
  • 勤行: 正信偈、同朋奉讃(弥陀大悲の誓願の)、御俗姓御文
  • 法話: 「あれはあれ、これはこれ」(松井憲一先生)
    京都よりオンライン生法話
  • 御礼言上
  • *手作り精進料理は中止し、お持ち帰りのお弁当をご用意いたします。

法要の概要

  • 勤行は「大逮夜法要」、「晨朝法要」、「日中法要」(ご満座)すべて「正信偈・同朋奉讃」「御文」といたします。
  • 7日の「大逮夜法要」は、今年に限って2時から厳修いたします。蓮光寺住職が法話を致します。お持ち帰りのお弁当を用意したします。
  • 7日の「報恩講の夕べ」は中止いたします。
  • 8日の「日中法要」(ご満座)は、京都からオンラインで松井憲一先生にご法話をいただきます。
  • ご満座後の手作り精進料理は中止とし、お持ち帰りのお弁当をご用意いたします。

参詣について

  • 本堂にお入りいただける人数にはかぎりがございますので、先着順とさせていただきます。
  • 本堂にお入りいただけないご門徒には、「大逮夜法要」と「日中法要」(ご満座)をZoom配信いたします。参加のURLは別紙にて案内いたします。100名まで視聴が可能です。スマホ、パソコンで参詣することができます。
  • Zoomで参詣いただくご門徒は、ご懇志をお気持ちでお送りいただければ幸甚です。
    きらぼし銀行亀有支店 (普)395210
    宗教法人蓮光寺 代表役員 本多雅人
  • 参詣できなかったご門徒には『ふれあい』43号で詳しくお伝えいたします。

その他

  • 10月31日(土)の「報恩講清掃奉仕」は行います。「お斎(お食事)作り」はございません。

講師紹介

11月7日(土)

大逮夜法要
法話: 「仏法の事は、いそげ、いそげ」(蓮光寺住職 60歳)
〈住職からのメッセージ〉
コロナ禍にあって、「不要不急」という言葉が定着しています。この言葉は、単に新型コロナウイルス対策の言葉ではなく、人生で不要不急に値しない大切なこととは何だろうかと問いかけているようです。蓮如上人は「仏法には、明日と申す事、あるまじく候う。仏法の事は、いそげ、いそげ」と言われています。そのお心を訪ねていきましょう。

11月8日(日)

日中法要〈御満座〉
法話: 「あれはあれ、これはこれ」(松井憲一先生 聞法道場「道光舎」主宰 82歳)
〈松井先生からのメッセージ〉
「これをあれにしよう」「あれをこれにしよう」と毎日がんばっていませんか?

【ブロフィール】
元大谷大学講師。聞法道場「道光舎」主宰。蓮光寺住職が道場長を務める東京教区伝道講習会のご講師として長年、若手僧侶の育成に努められている。全国各地に法話で出講され、蓮光寺には2010年の「成人の日法話会」にご法話をいただいた。主な著書『歎異抄講話(上)聖人のつねのおおせ』『歎異抄講話(下)異義をなげく』(法蔵館)、『親鸞聖人の正信偈に人生を聞く』(白馬社)など多数。

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