あなかしこ 「門徒倶楽部」機関紙

門徒随想

「いらしゃ〜い」「おかえり」のマスターと奥さんの声。

これから、いつもの寿司屋さんでひとり宴会と思っていたら、一人一人知り合いが増えて本当の宴会、べろべろになって朝まで、寿司屋なのに寿司を食べないで飲んでいる変な客たち、ご迷惑かけてま〜す、楽しい店有難うございます。

こんな事がいつまでも続くと思っていたら、ある日、寿司屋さんが休みの日、マスターとスナックで飲んでいた時、突然マスターがイスから転げ落ち頭を打って鼾を掻いて意識ない状態、声かけても返事なし、大変なことになった。「ママすぐ救急車呼んで」。救急車が来るまでこんなに時間がかかるのか、なにしているのかイライラして待っていると、急にマスターが起き上がり「なんかあったの」。「なんかあったじゃないよ、イスから落ちて頭打ったんだよ、まだそのまま寝てて」。その後すぐ救急車がきて救急隊員の方が、マスターに意識状態の質問して正常なのを確認して、大丈夫そうなので帰って行きました。

後で考えてみると、マスターがたおれた時ふと思った事は、マスター本人の事は二の次で「明日からどこで飲もうか、どうしようか、お店はどうなるのか」。自分の都合ばかり考えているエゴな自分見たようで嫌になりました、何歳になっても変わらない自分ですが付き合っていきます。(楽しい店いつまでも)

門徒倶楽部のみんなさんも長いお付き合いお願いします。

もっと長いお付き合いは真宗かな?

日野宮久夫(釋喜身) 57歳

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